小さな会社のテレワーク導入体験記(前編)自宅から会社のパソコンを操作する方法」では、ニップクケアサービス(以下、「ニップク」)で在宅勤務をとりいれるときに課題となった2つのうちの一つ目、「社員の自宅パソコンから会社のパソコンからでしか閲覧できないデータにアクセスできるようにする環境構築」について書きました。今回は2つ目の課題「勤怠管理」について書きたいと思います。

● ニップクで在宅勤務を始めるときにあがった2つの課題
① 社員の自宅パソコンから会社のパソコンからでしか閲覧できないデータにアクセスできるようにする環境構築
② 勤怠管理

在宅勤務者の勤怠管理をどうする?

ニップクでは、出社時と退勤時にタイムカードを打刻し、遅刻や早退、残業、休暇の取得などは別途申請書類を提出してもらうことで勤怠管理をしています。

在宅勤務利用者にオフィスに置いてあるタイムカードを押してもらうことはできないので、Excelで「在宅勤務者用労働時間報告票」を作って、毎月記入してメールで提出してもらうことにしました。

会社からは在宅勤務者がどのように働いているかの姿は見えず、自己申告となるので、会社と在宅勤務者の信頼関係が大前提となります。とはいえ、どんな業務をどのくらいこなしてくれているかは離れていても十分把握できるし、月に一度以上は出社してもらい定期的に打ち合わせも行っています。

また、在宅勤務者側からも会社の様子が見えにくくなる点が不安視されていましたが、Skype(スカイプ)を使って朝礼に参加してもらったり、会社から携帯電話を支給して、費用負担を気にせず連絡をとりあえるようにしました。社内でのコミュニケーション方法については、試行錯誤しながらいろいろ取り組んでいるので、今後また別の記事にまとめたいと思います。

Skype(スカイプ)って何?

マイクロソフトが提供するソフトで、無料で、パソコンやスマホ間で音声通話・ビデオ通話やメッセージのやりとりができるもの。同様の機能をもったソフトには、Googleのハングアウト、AppleのFace Timeなどがある。

誰かに労務管理の相談をしたいと思ったら?

厚生労働省がテレワーク導入ための労務管理等Q&A集を公開しています。
https://work-holiday.mhlw.go.jp/material/pdf/category7/02.pdf

ただ、一語一句はごもっともなのですが、実際に運営に生かすのは大変な気はします。労務管理ですから、顧問の社労士さん等がいれば、その方に相談するのが一番だと思います。いない場合は、上記Q&A集の中にも、個別企業からの相談に対応する「テレワーク相談センター」が紹介されているのでそういった窓口を利用してみるのも一つの方法だと思います。もし、労務管理全般について相談できる人をお探しの場合は、是非ニップクにもご相談下さい。ほぼ日本全国に、「介護業界に強い」社労士の先生とネットワークがございますので、よい先生をご紹介できると思います。

また、ニップクの介護事業お役立ちコラムでは、税理士の藤尾先生によるコラムも掲載していますので、こちらも是非ご覧ください。
介護事業お役立ちコラム https://www.nippku.com/column/

小さな会社のテレワーク導入体験記 次回予告

今後の新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、在宅勤務の適用範囲を拡大する必要があるかもしれません。その備えとして、複数の社員が自宅から社内のコンピュータへアクセスできる環境を、極力経費を抑えながら実現する方法について考えます。